虫歯

aikawazoe2009-11-09




調子に乗って、あめ玉をバリバリ噛んで食べていたら、前の方の歯が欠けてしまった。

あぁ。歯医者に行かねば。


歯医者。

お医者さんの中で、一番嫌いだ。

中でも、女性の歯医者さんは特に嫌いである。


「痛い」と左手を挙げても、「もう少しですから!」と言ってそのまま作業を続けるし、

道具の扱いも荒いし、口の中をガンガン触るし。

男性の先生の方が、手つきが繊細で、治療も丁寧。


あぁ、神様!

どうか今回は、男の先生をお願いしますっ!



男。男。男。男。男。男。。。。。。

まるで、男に飢えた女のように、唱えながら診療台で待っていた。 


「はい。こんにちは。」

ばっちりメイクの、眼鏡を掛けた、インテリマスク美女が厳しい目つきでやってきた。

わー。また女の先生ー。くすん。



まずは、治療箇所を確認。

「鼻炎とか、花粉症ですか?」

思ってもなかった質問をいきなりされたので、

「え? あー、え? あ、うーんと、わかりません。」と答えた。


「よく、口が開いてしまっていることは、ないですか?」

口が開いてしまっているって。。。。 すごい質問するな。

口が開いてしまっていることを自覚するのは難しい。

とりあえずまた、「わかんないですね。」と答えておいた。



先生によると、前の方に虫歯が出来る人は、

口が乾燥してしまっていることが原因なのだそうだ。

確かに。

鼻炎や花粉症の人は、鼻が詰まっているため口呼吸になりがちだ。


では、鼻炎でもないし、花粉症でもない私は。。。。

知らないうちに口が、、、開いてしまっていたのか!!



治療はたんたんと進み、

今までにない手際の良さと丁寧さで、私はインテリマスク美女にやられてしまった。


「テレビを観たり、集中している時に口が開いてしまっているのかも知れません。

これからは意識して、口をしめるようにして下さいね!」


それはまるで、


「知らないうちに口が開いちゃってるんだよ! アホ面してないで、口閉じて真剣に生きてみなよ!」


と、言われているようだった。


「あっ、は、はいっ!」


美女先生のパンチの効いたお言葉をありがたく頂戴し、

すっきりした気分で、帰ったのでした。




※皆様

今後、私の口が、ポカーっと開いてしまっていたら、

バシッと一喝!

どうぞ宜しくお願い致します。