音楽

aikawazoe2010-05-18



うわっ!と、つい声に出したくなるような、

自分の中で何か覚醒がおこるような、

そんな音楽に最近遭遇しなくなった。



自分が貯めたおこづかいで、

せっせと好きな音楽を集めはじめたのは、

小学生のころからだったろうか。



中学では、昼休みに隠れてカセットのウォークマンを聴き、

高校では、CDウォークマンをスポーツバッグに忍ばせて、

朝夕の登下校は必ず聞いていた。

爆音で聴きながら、チャリンコをこいでいるので、

かなり危険なのだが、

好きな音楽を聴きながらだったら、死んでもいい。と、その頃は思っていた。


夜寝るときに、布団にもぐって聴く音楽も、すごく良かった。

体に音楽が染みいって、音楽と自分が一つになる感覚はたまらない。


それぐらい、10代のころに触れていた音楽は、刺激的で、魅力的だった。




ちょっとやそっとの音楽では、

感動しなくなってしまったので、

今も、当時好きだった音楽を聴くことが多い。



10代のころに聴いていた音楽は、色褪せる事が全くなく、

今でもやっぱりかっこいいし、自分にとっては名曲ばかり。

30になった今でさえ、久しぶりに聴くと体がザワザワしてくる。




そして、やっぱりCDで聴きたい。

CDを選んで、ケースを開けて、取りだして、入れる。

というところから、ワクワクがはじまっているから。



今日は雨だから、このCD。

今日は気分が乗らないから、このCD。

というように、「今日の一枚」を選ぶのは、

自分のセンスを自分で試しているみたいで面白い。




聴き方も10代の時と変わらない。


音楽の種類にもよるが、

たいがい、ヘッドホンで、爆音で聴くのをよしとしていて、

ただ唯一、当時と違うのは、

ヘッドホンが、どんどん高価なモノになっていっているということだ。